高所得者に増税拡大というニュースを見て、少し計算して見た国民健康保険料削減コンサル&生命保険代理店asimomy店長の矢口です。
なお、報道によれば会社員の5%が増税となるようです。
年収1千万円、年6万円増税に…所得税改革決着(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20171206-OYT1T50068.html
まず、協会けんぽ 被保険者の方の健康保険料額(平成29年9月~) 東京都をご覧ください。
http://www.kyoukaikenpo.or.jp/~/media/Files/shared/hokenryouritu/h29/ippan9gatu/h290913tokyo.pdf
40歳以上の場合、
健康保険料率=労使計 11.56%、厚生年金保険料率=労使計 18.300%とあります。
合算すると、計29.86%
本来は月額ベースで計算するのですが、面倒なので年収800万円にぶっこんで計算します。
800万円 × 29.86% =2,388,800円
自分で会社を経営しているならば、約240万円が社会保険料と消えていきます。
会社にお勤めの方であれば、半分だけが自己負担なので約120万円が社会保険料。
ちなみにですが、10年前(2007年)だと
40歳以上の場合、
健康保険料率=労使計 9.43%、厚生年金保険料率=労使計 14.996%
計24.426%
800万円 × 24.426% =1,954,080円
10年で年間43万円以上の負担増となった計算です。
所得税改革と一緒に流れてくる私立高校無償化のニュース。
私立高の一部無償化、2020年度から実施へ 政府方針(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/ASKD45S0JKD4ULFA01M.html
この記事にはこんな記載がありました。
>私立高校の無償化については、公明党が衆院選で年収590万円未満の世帯での実現を公約に掲げていた。
狙っているのは年収590万円未満の世帯と読み取れます。
年収800万円以上を稼いでいる会社員の方は対象外となるっぽいですので、ある意味踏んだり蹴ったりです。
ただ、この私立高校無償化の話も最終決定ではないし、お客様との会話で盛り上がるあのワザがどうなるかも分かりません。
ひとつ確実に言えるのは、流れに流されると得をしない可能性が大ってことなニュースですね。
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