保険を考えている方へのお手伝い
FP歴15年以上の矢口が保険のマメ知識をご紹介していきます。
なお、アフラックなどの特定の保険会社・特定の商品をお勧めしたりご紹介するモノではありません。
医療保険やがん保険、生命保険などを選ぶ際の皆さんのヒントになれば嬉しいです。
がん保険を分解する<診断給付金編>
今日は、よくある「がん保険」の保障内容を分解して、ひとつひとつ考えていきましょう。
特定の保険会社の商品ではなく、あくまでも一般的な話という前提です。
はい。
まずは、診断給付金。
これは「がん」と診断されたら、50万円や100万円といったまとまったお金を受け取れる保障です。
診断されるだけで受け取れるのですか?
はい。一般的にはその通りです。
その診断給付金ですが、どのように使うのですか?
もちろん使い道は患者さんそれぞれの自由となりますが、一例としての考え方をご紹介しますね。
はい。
例えばですが、具合が悪くなって病院に行き、すぐに「がんと診断」されると思いますか?
そんなケースもあるでしょうが、検査を重ねて診断されるんですよね?
いろいろなケースがあるでしょうが、がんと診断が確定する前には通院(外来)で検査が行われるケースも多いと思います。
その診断確定する前の諸々の検査費用にがん保険の診断給付金の一部を充てるという考え方もできます。
なるほどね〜
これまで入院の経験ってありますか?
幸いなことにありません。
病院にもよりますが、入院する際に保証金が必要になるケースがあります。
他にもパジャマやスリッパを買ったりと、一時的な出費があります。
確かにそうですね。
あと、イメージしやすい例を出せば「ウィッグ」ですかね。
いざ闘病することになることを想像すれば、ウイッグを必要とするかもしれませんね。
安い物から高い物まであるので、どの辺で折り合いをつけるか・・・ですね。
あとは、医療用下着や健康食品・サプリメントなどなど色々な出費に充てることが思い浮かびます。
闘病が始まると、何かと出費が多そうですしね・・・
闘病による収入ダウンがあれば、生活費に充当するケースもあるかもしれません。
がん診断時にまとまったお金の給付があることは非常に心強いでしょうし、非常に使い勝手の良い給付金となるはずです。
そうですね。
この診断給付金ですが、初めてのがんと診断されたときの一度きりの商品もあれば、複数回給付となる商品があります。
再発や転移の可能性がある「がん」ですから、どのような時に受け取れるのかはきちんと確認してくださいね。
わかりました。
まとめますね。
- 診断給付金:「がんと診断」されることを要件に給付される。
- 使途は、ウイッグや健康食品、診断確定前の通院での検査費用など自由。
- 診断給付金が複数回給付される商品もあるので、必要に応じて保障設計を。
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